最終更新日: 2023-02-19
少額投資非課税制度(NISA)

少額投資非課税制度(NISA)とは
通常、株式や投資信託等の金融商品の投資で得られた利益に対しては、税金がかかります。
NISAとは、毎年一定金額の範囲内で購入した金融商品から得られる利益が非課税となる、2014(平成26)年1月から開始されたお得な制度のことです。
イギリスのISA(Individual Savings Account:個人貯蓄口座)をモデルにした日本版ISAとして、NISA(NIppon Individual Savings Account)という愛称がついています。
この制度を利用するには、証券会社や銀行、郵便局等の取扱金融機関でNISA口座を開設する必要があります。
NISAの制度内容の比較
NISAの制度内容の主な違いは、下表のとおりです。
一般NISA |
つみたてNISA |
ジュニアNISA |
|
制度開始 |
2014年1月から |
2018年1月から | 2016年4月から |
利用可能年齢 |
20歳以上 |
20歳未満 | |
非課税保有期間 |
5年間 |
20年間 | 5年間 ※1 |
年間非課税枠 |
120万円 |
40万円 |
80万円 |
運用商品 |
上場株式・上場投資信託(ETF)・公募株式投資信託・不動産投資信託(RIET)・上場投資証券(ETN)・新株予約権付社債(ワラント債) |
長期・積立・分散投資に適した一定の投資信託(金融庁への届出が必要) |
上場株式・上場投資信託(ETF)・公募株式投資信託・不動産投資信託(RIET)・上場投資証券(ETN)・新株予約権付社債(ワラント債) |
買付方法 |
通常の買付・積立投資 |
積立投資(累積投資契約に基づく買付け)のみ |
通常の買付・積立投資 |
払出し制限 |
なし |
あり(18歳まで)※2 |
|
運用口座の管理 |
本人 | 親権者等が代理 | |
備考 |
一般NISAとつみたてNISAは年単位で選択制 | 2023年末で終了 |
※1:2023年末以降に非課税期間が終了するものについては、20歳まで非課税で保有を継続可能。
※2:災害等やむを得ない場合には、非課税での払出しが可能。
NISAその他のポイント
- 1年ごとに「一般NISA」か「つみたてNISA」かの選択が可能です。
- 一般NISAとつみたてNISAは、併用することができません。
- その年の非課税投資枠の未使用分があっても、翌年以降に繰越すことはできません。
- NISA口座で投資の損失が生じた場合でも、他の口座での投資の利益と損益通算や、損失の繰越控除はできません。
- NISA口座以外の口座で保有している金融商品をNISA口座に移すことはできません。
- NISA口座で保有している金融商品を他の金融機関のNISA口座に移すこともできません。