キャッシュレス決済とは
キャッシュレス決済とは、現金(紙幣・硬貨)を使わずに、クレジットカード・デビットカード・電子マネーなどを利用して支払いを行う方法です。近年、利便性や衛生面の観点から普及が進んでいます。
主なキャッシュレス決済手段の比較
決済手段 |
決済方式 |
利用上限額 |
本人確認方法 |
クレジットカード |
後払い(ポストペイ) |
利用限度額(事前設定) |
サイン・暗証番号 ※1 |
デビットカード |
即時払い(リアルタイムペイ) |
預貯金残高 |
暗証番号 |
電子マネー |
前払い(プリペイド)※2 |
チャージ限度額 |
不要 |
※1:サインレス決済契約がある店舗では、サインや暗証番号の入力が不要な場合があります(上限金額あり)。
※2:電子マネーには、後払い方式(ポストペイ)や即時払い方式(リアルタイムペイ)に対応したものもあります。
クレジットカード
クレジットカードは、加盟店で商品やサービスを後払いで購入できるカードです。支払い方法には以下の種類があります。
- 一括払い:1回で全額支払う方式
- 分割払い:複数回に分けて支払う方式
- リボルビング払い:利用金額に関係なく、毎月一定額を支払う方式(定額・定率)
クレジットカードの利用履歴は、信用情報機関に登録されます。支払い遅延などが記録されるため、計画的な利用が重要です。本人も所定の手続きにより、自身の信用情報を確認できます。
カードはクレジットカード会社からの貸与品であり、他人と貸借することはできません。
紛失・盗難に備えた保険に加入できますが、本人に過失がある場合は補償対象外となることがあります。
キャッシング機能を利用して現金を借りることができますが、金利は住宅ローン等に比べて高めです。
総量規制
貸金業法により、貸金業者からの借入れは年収の1/3以内に制限されています。
ただし、以下の借入れは総量規制の対象外です。
- 住宅ローン
- 自動車ローン
- 銀行系のカードローン
- 高額医療費の借入れ
- 有価証券を担保とする借入れ
- 不動産を担保とする借入れ
- 売却予定不動産の返済原資による借入れ
デビットカード
デビットカードは、支払いと同時に銀行口座から代金が即時引き落とされるカードです。現金感覚で使えるため、使いすぎの心配が少ないのが特徴です。
電子マネー
電子マネーは、事前にチャージした金額の範囲内で利用できる決済手段です(プリペイド方式)。
ただし、以下のような方式にも対応可能です。
- ポストペイ型:クレジットカードと連携して後払い
- リアルタイムペイ型:デビットカードと連携して即時払い