資産運用の6つの係数
最終更新日: 2024-03-17

終価係数

 
終価係数は、次の式で計算します。
 

終価係数の計算式

 
終価係数とは、元本を一定期間複利運用した場合の元利合計を計算するための係数のことです。
例えば、「100万円を年利2%で運用した場合、5年後の金額はいくらになるか?」を知りたい場合には、終価係数を用いて計算します。
この場合の「将来の金額」は、次の式で計算します。
 

将来の金額 = 元本 ✕ 終価係数


現価係数

 
現価係数は、次の式で計算します。
 

現価係数の計算式

 
現価係数とは、一定期間後に一定金額に達するための必要な元本を計算するための係数のことです。
例えば、「年利2%で5年後に100万円を用意するためには、元本はいくら必要か?」を知りたい場合には、現価係数を用いて計算します。
この場合の「元本」は、次の式で計算します。
 

元本 = 目標金額 ✕ 現価係数


年金終価係数

 
年金終価係数は、次の式で計算します。
 

年金終価係数の計算式

 
年金終価係数とは、毎年一定金額を複利運用しながら積み立てた場合の一定期間後の元利合計を計算するための係数のことです。
例えば、「年利2%、毎年20万円を5年間積み立てた場合、5年後の金額はいくらになるか?」を知りたい場合には、年金終価係数を用いて計算します。
この場合の「将来の金額」は、次の式で計算します。
 

将来の金額 = 毎年の積立額 ✕ 年金終価係数


年金現価係数

 
年金現価係数は、次の式で計算します。
 

年金現価係数の計算式

 
年金現価係数とは、将来の一定期間にわたって一定額を受け取るために必要な元本を計算するための係数のことです。
例えば、「5年間にわたって毎年20万円ずつ受け取る場合、年利2%とすると、必要な元本はいくらか?」を知りたい場合には、年金現価係数を用いて計算します。
この場合の「元本」は、次の式で計算します。
 

元本 = 毎年の受取額 ✕ 年金現価係数


減債基金係数

 
減債基金係数は、次の式で計算します。
 

減債基金係数の計算式

 
減債基金係数とは、積み立てにより目標金額を達成するために必要な毎年の積立額を計算するための係数のことです。
例えば、「年利2%、5年後に100万円を用意するためには、毎年いくら積み立てる必要があるか?」を知りたい場合には、減債基金係数を用いて計算します。
この場合の「毎年の積立額」は、次の式で計算します。
 

毎年の積立額 = 将来の目標金額 ✕ 減債基金係数


資本回収係数

 
資本回収係数は、次の式で計算します。
 

資本回収係数の計算式

 
資本回収係数とは、現在の一定金額を一定期間で取り崩した場合の毎年の受取額を計算するための係数のことです。
例えば、「100万円を年利2%で運用しながら5年間で取り崩した場合の毎年の受取額はいくらか?」を知りたい場合には、資本回収係数を用いて計算します。
この場合の「毎年の受取額」は、次の式で計算します。
 

毎年の受取額 = 元本 ✕ 資本回収係数

 
なお、住宅ローン借入額の毎年の返済額を計算するときにも、資本回収係数を用いて計算します。