税金の分類
最終更新日: 2025-11-02

国税と地方税について

 
税金には、課税主体によって、以下の2種類があります。

  • 国税:国が課税・徴収する税金です。
  • 地方税:地方公共団体(都道府県や市町村)が課税・徴収する税金で、「都道府県税」と「市町村税」に分けられます。

 
また、課税の対象によって、税金は以下の3つに分類されます。

  • 所得課税:所得や利益に対して課される税金です。
  • 資産課税等:土地や家屋などの資産を保有していることに対して課される税金です。
  • 消費課税:商品やサービスを購入・利用する際に課される税金です。

直接税と間接税について

 
税金は、納税の方法によって、以下の2つに分類されます。

  • 直接税:税金を負担する人が、自ら直接納める税金です。例としては、所得税や住民税などがあります。
  • 間接税:税金を負担する人と、実際に納める人が異なる税金です。たとえば、消費税は商品を購入する人が負担しますが、販売者が国に納めます。

国税と地方税、直接税と間接税による分類について

 
税金は、課税主体(国税・地方税)と納税方法(直接税・間接税)によって分類されます。さらに、課税対象によって「所得課税」「資産課税等」「消費課税」に分けられます。以下は、主な税目の分類です。
 

分類 

所得課税

資産課税等

消費課税

国 税

直接税

所得税
法人税
地方法人税

特別法人事業税
復興特別所得税
森林環境税

相続税
贈与税

 

間接税

 

登録免許税
印紙税

消費税
酒税
たばこ税
たばこ特別税
揮発油税
地方揮発油税
石油ガス税
航空機燃料税
石油石炭税
電源開発促進税
自動車重量税
国際観光旅客税
関税
とん税
特別とん税

地方税

直接税

住民税
事業税

不動産所得税
固定資産税
特別土地保有税
法定外普通税
事業所税
都市計画税
水利地益税
共同施設税
宅地開発税
国民健康保険税
法定外目的税

自動車税(環境性能割・種別割)
軽自動車税(環境性能割・種別割)
鉱区税
狩猟税
鉱産税

間接税

    地方消費税
地方たばこ税
ゴルフ場利用税
軽油引取税
入湯税

税金の納税方法について

 
税金の納付方法には、大きく分けて以下の2種類があります。
 

申告納税方式

 
申告納税方式とは、納税者自身が税額を計算し、税務署などに申告して納める方式です。
この方式が採用されている主な税目には、所得税、法人税、相続税、贈与税、消費税などがあります。
 

賦課課税方式

 
賦課課税方式とは、国や地方公共団体が税額を計算し、納税者に通知したうえで納付を求める方式です。
この方式が採用されている主な税目には、住民税、固定資産税、不動産取得税、自動車税、個人事業税などがあります。