税金の分類
最終更新日: 2024-11-03

国税と地方税

 
国税とは、国が課税する税金のことです。
地方税とは、地方公共団体が課税する税金のことで、都道府県税と市町村税に分けられます。
 
国税と地方税は何に対して課税されるかによって、次の3種類に分かれます。
 

  • 所得課税:所得や利益に対して課税される税金
  • 資産課税等:その資産を保有していることに対して課税される税金
  • 消費課税:商品やサービスを購入したり、使ったりすることに対して課税される税金

直接税と間接税 

 
直接税とは、税金を負担する人が直接自分で納める税金のことです。
間接税とは、税金を負担する人と納める人が異なる税金のことです。


国税と地方税、直接税と間接税による分類

 
国税と地方税、直接税と間接税を分類すると、下表のとおりです。
 

分類 

所得課税

資産課税等

消費課税

国 税

直接税

所得税
法人税
地方法人税

特別法人事業税
復興特別所得税
森林環境税

相続税
贈与税

 

間接税

 

登録免許税
印紙税

消費税
酒税
たばこ税
たばこ特別税
揮発油税
地方揮発油税
石油ガス税
航空機燃料税
石油石炭税
電源開発促進税
自動車重量税
国際観光旅客税
関税
とん税
特別とん税

地方税

直接税

住民税
事業税

不動産所得税
固定資産税
特別土地保有税
法定外普通税
事業所税
都市計画税
水利地益税
共同施設税
宅地開発税
国民健康保険税
法定外目的税

自動車税(環境性能割・種別割)
軽自動車税(環境性能割・種別割)
鉱区税
狩猟税
鉱産税

間接税

    地方消費税
地方たばこ税
ゴルフ場利用税
軽油引取税
入湯税

税金の納税方法 

 
税金の納付方法には、次の2種類があります。

申告納税方式

 
申告納税方式とは、納税者自身が税額を計算して申告する方式のことです。
申告納税方式の税金には、所得税、法人税、相続税、贈与税、消費税等があります。

賦課課税方式

 
賦課課税方式とは、国や地方公共団体が税額を計算して納税者に通知し、納税者が支払う方式のことです。
賦課課税方式の税金には、住民税、固定資産税、不動産取得税、自動車税、個人事業税等があります。