一時所得
最終更新日: 2024-11-03

一時所得とは

 
一時所得とは、利子所得配当所得不動産所得事業所得給与所得退職所得山林所得譲渡所得以外の所得のうち、一時的な性質の所得のことです。
 
一時所得に該当する主なものは、次のとおりです。
 

  • 懸賞や福引きの賞金品(業務に関して受けるものを除く)
  • 競馬や競輪の払戻金(営利を目的とする継続的行為から生じたものを除く)
  • 生命保険の一時金(業務に関して受けるものを除く)や損害保険の満期返戻金
  • 法人から贈与された金品(業務に関して受けるもの、継続的に受けるものを除く)
  • 遺失物拾得者や埋蔵物発見者の受ける報労金
  • ふるさと納税の返礼品

 
ちなみに、宝くじの当選金やノーベル賞の賞金等は、非課税となります。 


一時所得の計算

 
一時所得の金額は、次の式で計算します。
 

一時所得 = 総収入金額 − 収入を得るために支出した金額 − 特別控除額

 
「特別控除額」は、最高50万円です。


一時所得の税額の計算

 
一時所得は、他の所得と合計する総合課税の対象となり、確定申告が必要となります。
ただし、総所得金額に算入する一時所得の金額は、特別控除後の金額を1/2した金額となります。
なお、一時所得の金額が赤字の場合でも、他の黒字の所得との損益通算を行うことはできません。